最近の葬儀事情について

業者選びは慎重に

親族の遺品整理を終え、後は不用品の処分となりトラックを借りて自治体の清掃センターに持っていきました。ところがスプリングの入ったベッドや古い水冷式クーラーなどの引き取りが拒否され、自分で業者に持って行って処分するように言われてしまいました。仕方がないので、トラックに処分しきれない不用品を積んだまま周辺を探してみると「遺品整理もお任せください」と看板を掲げている便利屋の様なお店がありました。店舗裏には粗大ごみの様な物が積み上げてあり、何台かお客の車も来ていたので話だけでも聞こうとトラックを停めました。すると、トラック一台分まるまる処分してくれると言うし処分費も思ったよりも安かったので、その場で全部引き取ってもらったのです。ホッとして帰って数か月後、親族の家に警察から電話があったと聞いてびっくりしました。なんと、山中に親族の遺品が違法投棄されていたというのです。なんでも、ベッドやクーラーなど大型の不用品の他にダンボールがいくつかあって、そこに親族の名前と住所が書かれた宅配便の伝票が貼ってあり、それをもとに連絡してきたとの事でした。私は仕方なく説明をしに警察に行き、処分を頼んだ業者の名前を出しました。しかし、警察が業者に連絡しようとすると電話がつながらず、調べたところその店舗はもぬけの殻だというのです。どうやら違法業者だったようでした。結局それらの遺品はそっくり戻ってきたので、仕方なく資格を持った業者に引き取ってもらいましたが、きちんと処分したら結構な額になってがっくりきました。もっとよく調べてから処分すればよかったと後悔した出来事でした。